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八掛けの交換 [お直し・色々]

大好きな着物です。

これからもずっと着て行きたいのですが、、

八掛けのこの赤い色が、気になってきました。。
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というお客様でした。

それで、このまま洗い張りはしないで交換することを提案しました。

ただ、この作業は中々大変で解く部分が多いです。

袖口や衿先も換える事になるので・・

お直し代金はそれなりに頂いています。

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今週、お渡しします。

きっと喜んで頂けるのでは?

と楽しみです。


振袖の袖付け寸法 [お直し・色々]

この振袖は、親戚の物なので・・あえて書かせて頂きます。

袖付けがほころびたから直して欲しいという依頼でした。
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私の歳の離れた従兄弟の娘さんの振袖です。その娘さんは、もう40代。今度はその娘さんが着ることになりました。

どちらも後ろの袖付けがこのような状態でした。
あれ?何だか袖付けの寸法が長いような気がして、測ってみると・・6寸でした。


これでは、長すぎです。
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振袖は帯を胸高に締めるので、普通の着物より「袖付け」を短くしています。私は5寸にします。

丁度長い分(1寸位)だけ、綺麗にほどけてしまっていました。


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やはり、必要に応じた寸法って大切だし、正直なものですね。

おじいさんの「ちゃんちゃんこ」 [お直し・色々]

ご近所の方から、おじいさんが長年着用している「ちゃんちゃんこ」の繕いを頼まれました。

長年の愛着感が伝わりました。

背中から下の部分が、こすれてボロボロになっていました。

新しいのにすればイイのだが、これを直して着たい。と言うので・・。と。

薄く綿も入っているので、中々困ってしまいました。

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それで、そのままカバーするように痛んだ部分を包みました。

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数日後、おじいさんがとても喜んでくれた!とお聞きして一安心でした。


私の袖寸法は・・・ [お直し・色々]

お譲り着物をお直ししました。

私の裄寸法は、一尺七寸五分です。

肩幅・・・八寸五分

袖幅・・・九寸


ちなみに袖丈は一尺三寸に決めています。

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こちらの右が私寸法に直した袖です。

縫い代さえあれば、こうやって寸法も直せます。



おばあちゃんの上着 [お直し・色々]

亡くなったおばあちゃんのウールの上着を

これからは自分が着て行きたい!という娘(孫)さん。

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おばあちゃん子で有る私は、嬉しかったです。

紐の位置などを調節して・・・

可愛い梅柄の「うわっぱり」着て下さいね!


絹紅梅 の仕立て替え [お直し・色々]

お直し色々・・としてご紹介します。

リサイクル品の「絹紅梅」のお直しです。

全体的に小さい着物なので、155センチくらいで着用可能にしたい。袖丈を普通の長さにしたい。身幅を広くしたい。という希望では・・・

やはり「洗い張り」をさせていただきます。

面倒なお仕事ですが、いつも丁寧に対処してくれるお店の奥さんに感謝です。

さっぱり綺麗な状態になり気持ちもいいです。

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昔物なので、袖丈が長いのを利用します。

色々と寸法を当ってみると・・・

後ろ見頃から新しい袖布分を裾から取ります。


今までの長い袖分を足します。その位置が上手い具合に「内揚げ」の位置にぴたりと納まり・・。帯をしますから全く着た状態では隠れてしまうという事になりました。


衿肩開きの「切り込み」は前身ごろに下がってきますが、おくみ付け、えり付けを注意して縫えば隠れます。

さっぱりとして、軽やかな夏の着物が出来ました。




羽織り・・それぞれ [お直し・色々]

この時期は、外出には「羽織り」が活躍。

寒いから道中着や道行きコートの下に着る。

羽織の袖丈・・着物より5分短くします。羽織の上に帯は締めないし、適した寸法です。

上に着るから長くするのではないのです。

書いてみると・・・

着物一尺三寸の場合

長襦袢一尺二寸八分。

羽織り一尺二寸五分。

コートは一尺二寸七分。(羽織の上に着るから)となります。


でも、これは師匠によっても違うかもしれませんので。





★長い間お預かりしていた羽織りが仕立て上がりました。 お母さんから譲られた「総絞りの絵羽織り」です。 s-DSC_0618.jpg s-DSC_0619.jpg s-DSC_0621.jpg s-DSC_0623.jpg 裄を目一杯長く、羽織丈も3寸は長くする事が出来ました。 ★こちらはまた難しい仕事でした。 20140204113246.jpg おば様の絣の着物を長羽織にして欲しいと。。かなりの年代物です。 仕立て替えをいつも推奨している私なので、、心配はありましたが挑戦して見ました。 背縫い以外を全て解きました。 「前落とし」もして「マチ」をキープしなくては。 20140204170712.jpg 袖の長い、長羽織りになりました。 20140205163359.jpg ★三枚目の羽織り。銘仙のとても乙女チックな羽織りです。 裄と袖丈、羽織丈を直して行きます! 0123-5.jpg それぞれに喜んでいただけると良いな。

ウール着物で行こうっ!① [お直し・色々]

着物に憧れていたけど・・

中々チャンスが無かった。そんな娘さんと出会いました。


ネットのリサイクル品でとっても可愛いウール着物を見つけたばかりの私は。。。


初めてならウール着物はどう?と勧めてみました。


彼女にきっと似合うだろうと肩にかけたこの「羽織り」の可愛い事。

会う人、会う人「可愛い」「素敵」「お似合い」と声を掛けられ・・

ビックリなAさん。


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普段わたしが選ぶ柄では無いけど・・・そんなに似合っているのかな?と
半信半疑ながら・・・

「お着物を着てみたいです!」と。Aさん。

嬉しいですね~



先にこの羽織が気に入って・・・さてこの個性的な羽織に似合う着物って有るのかな?と急に心配になった私。

でもこの絣のウールを合わせてみたら!

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うん、とっても素敵!

彼女寸法に少しお直しして着ていただいた。

Aさんの表情がぱあ~~っと輝いた。

良かった。

衿付けを直す [お直し・色々]

私は、反物を買っても中々自分の物を仕立てる時間が無い。^^;

自分のを仕立てるくらいなら・・ずっとお待たせしているお客様の仕立てをしなくちゃ申し訳ない。。と思うから。。

よほどでない限り、後回しとなり・・・

反物だけが眠っている。


で、時々リサイクル品やお譲り着物を手に入れて着用している。


寸法がピッタリではない場合が殆どなので・・


このウールの単衣着物もそう。

まずは「裄(ゆき)」を直した。肩幅と袖幅を広くした。


身幅は少し狭いけど、何とか着てしまった。


いつもなら他はそのままなのだが、お友達に後姿を撮って頂いたら・・・

着付けも未熟ではあるが、どうも衿付けが気になってきた。

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思い切って、直すことにした。



解いて見ると・・・
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私はカーブを付けて衿を付けるので・・・
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このように付け直してみた。


以前の衿の状態。

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直してからの状態。

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カーブを付け、衿布をゆるめに付ける事によって・・・自然に衿が後ろに反り気味になると思う。


今度着用したら、また写真に撮って確認してみようと思う。



アンティーク・お気に入りの帯! [お直し・色々]

普段に昔着物を着こなしたり、色々な着方で楽しんでいる娘さんが居ます。

アンティーク物で大好きな名古屋帯を締めていましたが・・・

痛みが酷くなり・・裂けたりしてこれ以上はもう締められないかも。と思っていました。

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見せて頂くと、本当に素敵な帯でした。アンティーク物は私も大好きですっ!!


「作り帯」に出来ますか?というご相談でした。

帯はやはり、着付けのときに力を入れたり締めたりして、どうしても同じ場所が痛みます。

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痛んだ箇所を中に縫い込んだり、避けたりして「お太鼓」部分と・・・

胴に巻く部分がとれそうです。

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三つのパーツに裁断。

ちゃんと結んで有るようにお太鼓を作って、「手」を入れて固定。

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胴に巻く「小端」部分は、細い人と太い人では長さが違います。

必要以上に長いと、持て余してしまうし・・

短すぎると脇部分に紐が見えてしまったりしますので・・

その方のウエスト寸法を知らないと不安です。

彼女は細めなので、自分を基準として長さを決めました。



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前部分・・

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背中側です・・



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出来上がりました。

きっと上手に着て頂けると思います。


彼女の大好きな帯、正直痛みは激しいのですが・・・

これからもう少し活躍してくれそうです。







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