袋帯の千鳥かがり [帯]

お母様からのお譲りの袋帯3種

両端を折り込み、中に入った所を左から千鳥かがりして行きます。

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修行中、先輩に教わって初めてやった時に先生に上手だと褒められて、、

それからちょっと自信がついたものです。

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あの頃のように、細かく美しく出来る様に頑張りました。

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初心に帰る、千鳥かがりでした。


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袋帯の芯入れ [帯]

とても久しぶりの芯入れでした。
お孫さんの成人式に着用予定だそうですが、、
芯が入っておらず、両端の始末もしていない袋帯です。
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裏返すと刺繍糸がいっぱいです。
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耳が少ないので、片方に倒しても起きてしまう。
そこへ帯芯を綴じ付けて行くのは中々難しいです。

しかも帯より芯を緩めに閉じるのです。

何とかやり遂げ、表に返しました。
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両橋を中へ折って千鳥掛けをして出来上がりです。
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紅型の名古屋帯 [帯]

普段から着物大好きなYさんが、とうとうワークショップに通って「紅型染」に挑戦してきました。
私も数年前に、手ぬぐいに同じ柄を染めたのですが細く折って(半襟として使用したりとか)タペストリーに飾ったりとかしたのですが、今回は名古屋帯用に染めました。

生地は浜紬(絹)の半反を使用。(ネットで購入されたそうです)縮を考え水通ししてもらいました。

このようなお太鼓柄は、その方の帯の巻き具合もありますし、、良い位置にまずは染める場所を決めて置かないとです。Yさんの締め具合を考慮して位置を決めました。

紅型の先生の所へ伺って染めた物がこちらです。

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お太鼓部分

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柄を真ん中でなく、少し片方へ寄せたいとの希望で縫い代を調節。
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お太鼓部分と、前の細い部分の間を六寸空けて縫いました。
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帯芯は、出来上がりよりわずかに細く幅を切り落とします。そしてお太鼓部分を形作ります。
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帯の縫い代を挟むようにして帯芯を綴じつけます。

お太鼓部分をひっくり返して整え、残っている芯を半分に折って、綴じつけていきます。
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帯で一番難しいのは、表布と帯芯の綴じていくつり合いです。

ものさしを使って裏返します。(というか表を出します)
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最後にこの部分(空いている所)をくけて、かんぬき止め。中綴じでしっかり止めてアイロンで整えまして出来上がりです。
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ひつじさんが可愛いですね。

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とてもカラフルな紅型染めの名古屋帯仕立て上がりました。
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ちりめん着物反物から名古屋帯 [帯]

着物好きな方からのご依頼です。

こちらの反物、すでに半反となっておりました。
名古屋帯の仕立てです。

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家屋と行列、、気になるのはお太鼓部分の柄の向きです。
確認していくと・・・・

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殆どの柄が下向きになってしまいます。。

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なるべくお太鼓部分の柄を上向きにしたいです、、、
思い切ってハサミを入れ、丁度隠れる部分で生地を上下にして繋ぎました。
垂れ部分も上向きで、ちょっと一安心と言う感じです、

これは小紋生地の自由になる良さかと思います。

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仕上げていきます。
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如何でしょうか。
どんな着物に合わせるのでしょう?
是非着姿を拝見したいです。
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名古屋帯 [帯]

真綿紬の名古屋帯を仕立てました。

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中々硬い生地でした。

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帯芯も三河芯のしっかりしたもの。。

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最後に綴じる時は針を指に刺さないように。。。

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切らないで作り帯を作る [帯]

ちりめん素材の名古屋帯です。

自分で着物を着られますNさんですが、帯が柔らかくて形が定まらず困っていると相談を受けました。

確かにこのように柔らかいと背中でお太鼓の形を作るのは難しいですよね。

思い切って作り帯にして欲しいとの事でした。でも切らないで欲しい。

見本の作り帯を装着してもらい大きさや長さ等確認。

ただ、この胴巻き部分の絵柄の位置はある程度決まってしまいます。

一度こちらを装着頂き、確認してもらいます。

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型染めの名古屋帯 [帯]

長い間、型染めをされているMさんとAさん
偶然にも同じ時期にお預かりしていましたが。。

この夏を越え、秋も深まってきてやっとやらせて頂きました。

ちりめんの帯地でしたが中々硬さがありました。

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タレ部分が無地になっています。

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こちらは麻の生地でした。
やはり硬くでしっかりした帯になりました。

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どちらも素敵なので、是非着用して頂きたいと思いました。


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型染めの名古屋帯 [帯]

型染めの教室へ通っている方の作品をお仕立てさせて頂きました。

お太鼓部分に来る予定の仕上がりが、ちょっと納得出来ない。。。

とおっしゃるので・・

仕立てを工夫して場所を変えてみました。

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気になる部分は、胴に巻く半幅の奥の方へ・・
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とっても素敵です。
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生地も縫いやすくて良かったです。


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かがり帯 [帯]

いつもアンティーク着物などをとても素敵に着こなされているAさん。

とっても素敵な博多帯のかがり仕立ての仕事を頂きました。

お太鼓部分をAさんの好みの長さで折り返し、二枚重なった帯の耳を小さい目で、かがって行くのですが・・・

これが中々ココロが安定していないと目が揃いません。。。


糸が長いとやり難いし、からまったり、切れてしまったり、、中々手強いお仕事です。

まるで精神統一の修行のようなお仕事でした。

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夏帯 袋帯の芯入れとかがり [帯]

色々とお直し物や仕立て物をやらせて頂くKさんが

デパートで購入された夏の袋帯をお持ちになりました。

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さて、袋帯の芯入れ。。

とっても久しぶりでした。通常は「帯仕立ての専門店」に出される事が多いかと思いますが、やらせていただきました。

帯幅が、八寸二分でしたので五厘控えた幅に帯芯を裁ちました。

帯を裏返し、両脇の細い縫い代に綴じつけて行きます。

その長さは、4メートル以上です。

綴じ終わったら、帯の端を整えて少し中側を「ちどりがけ」します。
同じ大きさに揃えて、真っ直ぐやっていきます。
修行時代はこれが上手くできるまで、中々大変でした。


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修行時代を思い出す久しぶりの仕事でした。



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