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訪問着の寸法お直し [お直し・色々]

遠方の方から届いた荷物を開けたら、、
なんと素敵な着物、、、

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どんなところにお召しになるのでしょう?
素敵すぎる。。。

ずっと浴衣を縫っていて、袷せも柔らかい物も超久しぶり、、

慎重に進めていきます。
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羽織の丈出し [お直し・色々]

お嬢さんのお祝い事に着たいんですが、とYさんのご依頼です。
お母さんからのお譲り羽織りです。

少し短い気がするので丈を出せますか?という事です。

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まず、羽織の裾は折り返しになっているので、丈はでます、マチも長くできそうです。
後は衿の丈、、縫い代があるかどうか、、ギリギリ7センチ出来そうです。

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ただ、羽裏はどうしても足りないので似たような物を継ぐ事になります。
かなりの分解具合です。[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]
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無事に出来ました。
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お祝い事へのお出かけ、、楽しみですね!
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付け下げの裄直し [お直し・色々]

先日、市外の着物好きの知人から頂いた仕事は、県外からのものでした。

なんでも近くのお店に聞いたところ・・裄直しで三ヶ月掛かると・・?
今、和裁業界は暇なはずなのに・・ちょっと謎ではあります。(汗)

お母さんの付け下げを身長が10センチ高い娘さんが着用可能か?も観てもらいたいとの事。
とにかく着物と長襦袢を送ってもらいました。

確かめました。
まず身長差。お母さんの着物は割と長めに仕上がっていた為
腰紐を下目に締める事で十分着用可能でした。


裄。お母さんは女並みという昔の標準寸法でしたが
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縫代も十分あり、長さを5センチ出すのは可能でした!
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今回は、身幅から肩にかけての斜めがとても急になってしまうため・・
身八つ口の所で、斜めに幅出しをしました。

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柄はずれましたが、気にしなければ大丈夫かと。。


そして長襦袢、、、流石に短いです!
折り返し分を解きいっぱいに出しました。
立衿も縫い代が無いため・・普通ならやりませんが((笑))
ハギレを足して出しました。
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長襦袢の裄も同じように直しました。

とにかく、このように何十年経っていてもちゃんと「縫い代」がある着物ならではのお直しです。
それが着物の凄いところです。

お母さんと揃って親戚の結婚式に出席されるそうです。
楽しみですね~

追伸・紹介してくれた知人から届いたお礼の絵葉書が素敵でした~
ありがとうございました。
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留袖の裄直しの顛末は、、 [お直し・色々]

三月に息子さんの結婚式に出席の知り合いのYさんから、裄直しを頼まれました。
裄が女並みの一尺六寸五分になっていました。
その方のお母さんの留袖だそうです。
見せて頂いたら、オンワード製とタグが。。。
多分お母さんがお若い時の物と思いました。
なんと刺繍が豪華な事か!!

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凄い~~こんな素敵な留袖あまり見た事も仕立てた事もありません。
裄の縫い代を確認した所、(この時胴裏の縫い代がが沢山有って、触って見た所、表も有る間隔でしたが・・ミスでした)4センチ、一寸ほど出せそうでした。
着る方は、男並みの一尺七寸五分欲しいのです。

式は三月だけど、早めにやっておこうと取り掛かりましたら・・・
袖を解き始めたら、、胴裏の縫い代は沢山あるのに、なんと表生地が一センチしかない!

え??これってその時代の反幅なのだろうか?

確かめる時に、解いてみれば良かった~~~胴裏の縫い代が沢山あったので表地も有ると思っていました。

Yさんに直ぐ連絡しました。

今からでは他に当る時間や、レンタルも無理そう。どうしましょう~~と困惑。

そこで、ふと私の母の留袖の事を思い出しました。
最近、母の所から誰か着たい人がいたら貸してやってともらってきたばかりでした。
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母のは、私が仕立てをしている関係で当時世話になっていた呉服屋さんで求め仕立てた物なんです。多分三十五年くらい前です。

母もそれでも2、3回は着たでしょうか。

広げてみたら、なんか良いじゃないですか!!これ!

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ただし、裄がやはり・・二枚とも女並みの裄でした。

母の世代八十代には女並みの裄、私達世代は、男並みの裄、娘世代はきっとそれ以上になっている。
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裄が出るかしっかりみました。s-51489264_1729033540573863_814284670714773504_n.jpg
十分男並みに出来ました。これは袖幅を2センチ広くするように縫っている所です、


結婚式で留袖はこれからもずっと着られて行くのかな?
そんな事ふと思いました。

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Yさん、安心してくれました。どうぞお使い下さいね。

母の留袖、久しぶりに晴やかな披露宴に出席で、嬉しそうです。

注*二枚とも、比翼が着物の裾から出てしまっていました。表が縮んだのか??なんのかな??
わかりませんが、母のはちゃんと丈を直して見えないようにしました。
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着物を二部式にお直し [お直し・色々]

持っている着物を、二部式にして欲しいというIさん。
二部式と言っても、帯を締めるのではなく・・・
上着部分に幅広の紐がついており、脇でリボンに結ぶタイプです。

正直、今まではお断りしてきました。
まず着物を真ん中でチョキンと切る事になり、その勇気が持てなかった事や、、

和裁と言うより、洋裁の部分が多くなりそうで不安だった事もあります。

でもここへきて高齢の女性数人から依頼が続き、、半年くらい手が付けずにいましたが、お正月に着たいのよ。という言葉におされてやってみました。

その方は既製品の二部式を見せてくれていたので、スカート丈を取って、上着が十分取れるのか?
またリボンの布は残るのか?色々確認しながら進めていきました。

案の定、リボンの布は取れないので、黒い別布を使いました。

スカートに入ってるダーツ
上着にはタックがとってあります。
紐通し
紐の長さと位置
袷せなのでたるまない配慮

色々ありました。

後は試着して頂き様子をみます。

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痛んだ八掛けの交換しました [お直し・色々]

歴史好き、着物大好きなTさん。

好きで購入したリサイクルの銘仙着物でしたが、

一度着ただけなのに、、裾が大変な事に。。

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ブーツで着用したので、普通より摩擦が激しかったかもしれません。

裏おくみは、切れてもっとボロボロになってしまいました。

相談を持ちかけられました。もう一度着たいのです。って。



表の銘仙地の方は、割と丈夫でしたし胴裏も木綿でしたが切れたりはしていません。

なので、八掛けのみ交換する事にしました。

正絹では勿体無いので、ポリエステルの生地にしました。


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中々の大工事です。

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表とのつり合いが一番難しいです。中綴じが上手く出来るとほっとします。

最後に袖口布の付け替えも中々の大仕事でした。

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Tさんは、このようなアンティーク着物をかっこよく着こなす方です。帽子やブーツもコーデしてとってもお似合いなんです。またそんな姿の時にお逢いしたいな~

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Tさんこれからも着物を楽しんでくださいね!




仕事納めは・・裾切れの直し [お直し・色々]

平成28年の仕事納めは、大島の裾切れのお直しでした。

とてもお気に入りで良く着られたそうです。

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紬の八掛けは、柔らか物に比べると固いでせいかやはり切れやすいようです。

最近では、大島などの紬にも「柔らかい八掛け」を使用する事が多くなって来ました。

八掛けのみ、切れた部分を裁ち落とし、

表は切らずに縫いこみ、

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マイナス5分(二センチくらい)身丈が短くなりましたが、着用は可能です。

男物単衣着物の丈だし [お直し・色々]

S君に着て頂いた久留米絣着物は、172センチの息子用に以前仕立てましたが、本人が全く着る気配が無い為に、時々貸し出していました。そして時々家でお洗濯もしていました。

なんと、この度測りましたら、、、全体で二寸五分も(10センチくらい)短くなっていました。
大滝汗です。

1尺三寸の袖丈も八分短くなっていました。。。木綿は縮むとは言っても・・まさかそこまでとは。不覚です。幅の方はあまり変化は無いようでした。


落ち込みましたが、幸いにも「内揚げ」と言って、帯の下で余り布をつまみ縫いしてありますので、これらを全部解いて丈を長くしました。
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ここの部分に縫い込んであります。
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この場合、身丈が二寸五分近く出せました。(10センチくらいです)当然、見頃に付いている「おくみ」と「衿」も解き、付け直しです。幸いにも縫い代が有って本当に良かった。
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木綿ものは、洗濯の度に相当縮む。。今回の教訓を生かして行きます。
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リベンジを静かに待ちます。

男物着物の身丈直し [お直し・色々]

男物着物を裁つ時には、残った布を丁度帯の下あたりのお腹の部分に縫いこんでおきます。

厚みも出て、帯も締め易いような工夫かもしれません。

裏地は、以前から不思議なのですが・・「肩山に縫いこんであります」

肩が暖かいから?厚くなって肩幅がパリッとするから?

と自分なりに考えましたが・・先人に聞かないと理由はまだ分かりません。

仕立てるときに・・・こうやって布を縫いこんでも実際「身丈直し」でこの布を出して、身丈を長くする人なんて居るのだろうか・・。

と半信半疑だったのですが、今回初めてこの縫いこんだ布を伸ばして「約10センチ」の長さを出すことが出来ました。

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やはり、分解率が高く(汗)大変な仕事でした。

でも、身丈が10センチも出すことが出来、途中から嬉しくなってきました。


胴裏の交換 [お直し・色々]

現在60歳を越える方が成人式に着られた振袖です。

豪華な刺繍や金箔など、大変豪華な着物。

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娘さんが着用しようとしたら、胴裏のみが「黄変」昔の物は、糊落としが十分でなかったとか?その影響なのか、見た目でも着るのを躊躇してしまうくらいの具合でした。

今回、思い切って新しい胴裏と交換しました。

やはりこれも、出来上がっている着物に、寸法を合わせて縫っていくので大仕事でした。

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袖は、最初から作り直しです。

寸法が上手く合っていくと、嬉しいものです。


とっても綺麗になりました。

これからも大切に、また何方か着てくれると良いですね!



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