着物のあれこれ ブログトップ
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美容衿の半衿付け [着物のあれこれ]

先日「小さな庭市」で私が製作した「美容衿」を買って頂いた方ありがとうございました。

私は衿芯を中に縫い込んでしまっているので、慣れない方が半衿を付けるのは中々大変かと思いここに書かせていただきます。

本格的に付けるのも難しいと思いますので、大きな針目ですくうように縫ってみてください。衿芯が固いので上の布をすくうだけで十分止まると思います。

着物を着るのに半衿付けが嫌いだから・・という理由の方も多いです。簡単に着るように!と考えて創られた「美容衿」ですので、気楽に大きな縫い目で止めてください。

もし、大変ならお申し出ください。

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気軽に半衿の工夫 [着物のあれこれ]

小千谷ちぢみの単衣です。

この夏、小さなナイロン風呂敷を半分に切って半衿に使用。ちょっと透け感が良かったです。

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手ぬぐいを半衿にするのも今や定番になりつつあるかもしれませんが・・・

手芸やさんで見つけた可愛い端切れで・・・

これは遠州木綿の単衣です。気軽な着物だからこんな風に遊べるかも・・・。

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無地っぽい着物は、半衿で遊びやすいかもしれませんね。

今がチャンス? [着物のあれこれ]

数日前に、お世話になっている一番近所の呉服屋さんから季節のご挨拶の葉書が届きました。

もう~夏から秋へ・・季節も変り七五三のお知らせなどもありました。

そこへと、Yさんと雑談中に~

「浴衣のお写真見ていたら・・着たくなってしまった。。」と告白され・・
(^0^)/「ほんと?着ましょうよ!」

若い時に着ていた浴衣は娘さんに譲り・・自分の物は無いのです。と・・。

そこですかさず呉服屋へ・・お友達が浴衣を作りたいのですが・・反物を見せてもらえますか?って。

そ~ですか、実は浴衣は昨日裏にしまったばかりなんですが、良いですよ。もう~お安くしますから。どうぞ、ご覧になってください!とわざわざ奥から出してきてくれました。

そこで「もう~浴衣の時期は終わりましたから」って言われたら残念ですけど。お馴染みのご主人は本当にご親切。ありがたいことです。

反物を数点選ばせていただいて我が家に・・。(全て半額でs-IMG_6869.jpg 大人の女性だし、浴衣~お祭り~盆踊り~~という雰囲気ではなく・・ 夏着物~夕涼み~ちょっとお出かけ~ s-IMG_6870.jpg というイメージを膨らませていました。 仕事の合間に訪ねてくれたYさん。如何でしょうか? s-IMG_6896.jpg s-IMG_6895.jpg s-IMG_6894.jpg s-IMG_6893.jpg 当ててみて似合う数点で迷うも。。。 s-IMG_6897.jpg これで! s-s-IMG_6888.jpg カッコイイです。黒地に大きな白い麻の葉模様です。 Yさんは、活動的なスポーツ関係のお仕事されています。 とってもお似合いではないかと思いました。 私の浴衣を着て頂いて採寸。 久しぶりで嬉しそう~ s-IMG_6891.jpg これでまた浴衣美人が一人誕生しますね。

付け下げ着物 [着物のあれこれ]

「付け下げ」の仕立てです。

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友禅模様は祝いの席には華やかで飽きなくてお目出度い感じが好きです。

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「付け下げ」と「訪問着」の違いを良く問われますが・・・。

:裾模様が全部繋がっているのが訪問着(下前のおくみまでずっと)
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:このように、裾模様が背縫いまで繋がっているのが付け下げです。
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(下前の柄はありますが繋がってはいませんね)
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:掛け衿から見頃~袖まで柄が繋がっているのが訪問着
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:掛け衿に柄があっても、繋がっていない。もしくは無地なのが付け下げ
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:後ろ見頃の右肩から袖が繋がっているのが訪問着
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:後ろ見頃の右肩も柄がありますが、繋がってはいません。
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(右袖の柄が大きくて華やかなのは・・右効きの人が殆どと考えての事ですが・・右手の方が良く動かすからです)

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格が下でも、付け下げも華やかです。
自分が主役なら訪問着・・・人様のお祝いなら付け下げで十分素敵だと思います。

あら、そういう私は息子の中学の卒業式に訪問着で行きましたけど。。^^;

その場その場で、活躍させてくださいね。



たたみジワ? [着物のあれこれ]

結婚披露宴に、母と娘で出席する事になって・・

久しぶりに着物を出してみたら・・・

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あらら、、(~_~;)これは大変!アイロンかけてもらいますか?って。

ご近所の方が慌てて持って来ました。

偶然にも、同じ部分。

たとう紙に入れてちゃんとしまってあったのに・・。

タンスに入れる時にでもよれてしまったのでしょうか?

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裏にもしわが出来ていました。

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丁度背縫いの裾部分でした。

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シワが強いので、当て布をして、軽くスチームアイロンをかけました。


もし、ご自分でやる時は・・・

アイロンは押し付けないようにしてください。

縮まないように、短い時間でさっとやりましょう。

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八掛け(はっかけ)の話し [着物のあれこれ]

絹の袷着物には裏地が付いていますね。
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白い羽二重の生地が・・・胴裏
色物の(ばかしや無地)・・八掛け(裾回し」とも言います。

その八掛けのお話です。

まずぼかしの場合は、こうなっています。
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八掛けと言うのは、八枚に裁つという所から来ているのでは?と推測します。

こちらは「袖口布」と「衿先布」
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裁ちました。
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こちらは「うらおくみ」
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裁つと・・・
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裾まわりにはぐるりと四枚です。
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このようにおくみと繋がります。
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ヘラのこと [着物のあれこれ]

着物を縫うには、反物を裁ってヘラをします。

そのヘラの仕方はオーバーかもしれませんが千差万別です。

熱された「コテ」でする人
ヘラでする人
チャコでする人
など・・・

道具は色々で、仕方も色々・・・

私は、ヘラとチャコの両方を使っています。
なるべく生地を傷めないように細く小さくします。

三角の白いチャコ(チョーク)は、いつも尖らせておきます。
先が丸くなると、線が太くなってしまうからです。
いつも細く線が引けるように常にカミソリで削っています。

そして、右下のこんなに小さくなるまで使用します。

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小さいチャコはまた他の用途に使ったりするので・・・
いつの間にか沢山たまってしまいます。

ちょっと特殊です [着物のあれこれ]

今回お預かりしたのは・・・
お寺の尼さんから紬の着物です。
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基本、男物に仕立てますが・・
今回は、少し女性用の部分もあります。

袖を女性用に・・
衿付けも男物との中間くらいの寸法です。
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とっても綺麗なヨモギ色のような紬の袷せ着物。
きっと素敵に着こなしていただけるでしょう。
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甚平(じんべい)の由来 [着物のあれこれ]

甚平(じんべい)は、元々「陣兵」と書き・・・戦国時代に下級武士が先陣で用いたことから付いた名前だそうです。大正から昭和初期にかけては、「水着」として「海兵着」として同じような形で用いられていたそうです。

現在では、男子や子供の夏のホームウェアーとなっています。本来は上着のみだったのが、今はパンツと共布にする場合が殆どで、その場合上着は本来のよりかなり短くなっているようです。

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先日、お弟子さんが完成させた「お父様に贈るじんべえです」

衿の繰越し(衿さらしの事) [着物のあれこれ]

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今年縫わせていただいたカルピス柄の浴衣姿。
この日はちゃんと髪をセットしてらしたので・・・
特にまた素敵でした。

私の衿の付け方の工夫は・・・
自然に衿がそるように縫う事。
衿付けを半円を描くように丸く縫います。

彼女がとても上手に着てくれました。
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