仕立物に「針」が入っていた!という実体験 [着物のあれこれ]

ここに書くべきか迷いましたが・・
こういう事もあるんだ、、、と投稿します。

実は先日、譲って頂いた男物の羽織を風通しして畳もうとしたら、、
なんと、裾から針が出ていたのです!
しかもかなり長く太い針です。危なかった!この針がもし誰かの体に刺さったらと思うと。。。
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これは取り出さないと!と思いましたが、、この針には「頭」が付いてる待ち針。

同接ぎの所を解いて、
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針を出しました。
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万が一、針が中に入ってしまっても、頭が無い針→つまり「縫い針」なら解かなくても外に出すことが出来ます。なので、私たちは「頭の付いた待ち針」は使いません。すべて「縫い針」で仕立てています。
s-IMG_2449 (2).jpg


そして、私の修行中くらいから「検針器」という物がでており、仕立てあがった着物をその機械の上に置き、「ピー」と反応が有れば「針」が入っているのが分かるという、、、

私も勿論、仕立物が仕上がったら「検針器」にかけて確認します。安心してお渡し出来ます。
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